1月25日(月)18時半より、「マチグヮーアーケードゼミ」第3回をオンライン(Zoom)で開催しました。「アーケードの消防・防災」をテーマに、名古屋のまちづくりコンサルタントの藤澤徹さんよりお話を伺いました。
藤澤さんは名古屋の円頓寺商店街のアーケードの改修に携わった方で、2019年6月にも「市場中央通りのアーケード再整備を考える会」でお話しいただきました。
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円頓寺商店街に学ぶアーケード再改修
同年9月には協議会役員で円頓寺商店街を視察し、このときもお世話になりました。
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円頓寺商店街の視察・1日目、
2日目
最初に協議会から、新しいアーケード整備の経過と、那覇のアーケード設置要綱における消防計画について説明しました。
そのあとの藤澤さんのお話、やりとりから見えてきたのは、
・内地の事例は参考にしにくい。水上店舗というひとつの建物に複数のアーケードが架かっているのは特殊なケースで、道も入り組んでいる
・アーケードを誰が管理するか。名古屋では外部連携者として立ち上げられた「那古野下町衆」が消防を担っている
・新しくつくる50mのアーケードだけの消防計画を立てることはできず、接続する通りや避難経路になる通りの人たちと連携しなければいけない。将来的には地区防災まで考えていく必要があるかもしれない
といったことでした。
藤澤さんのお話をうかがって、防災に取り組む大変さ、責任の重さをひしひしと感じました。マチグヮーでは消防・防災が長年の課題になっていて、数年で解決できるとは思えませんが、これを機会に取り組んでいけたらと思います。防火管理者の資格をとるなど、できることから進めていきます。
今回のゼミは周辺事業者、那覇市職員、メディア関係者など約20名の方にご参加いただきました。勉強会を重ねるほど、アーケードは自分たちだけではつくれない・管理できないということを思い知らされます。引き続き、みなさまのご支援をよろしくお願いします。